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味噌醤油 南国鹿児島で一番人気の味噌醤油屋の誕生物語
 
南国鹿児島の海辺の近くで生まれ育った栄蔵は、
毎日 毎日 天びん棒をかつぎながら魚を売り歩いていました。

そんな栄蔵が、何か新しい事業を! と思いついたのが、

どこの家庭でも必ず毎日食べられている「お味噌」と「お醤油」を作ること。
当時、お味噌とお醤油は家庭で作るもの。
新しく嫁いだお嫁さんはお姑さんに習いながら、
その家庭のお味噌とお醤油の味を作る。
それが大切なお嫁さんの仕事、そんな時代でした。

試行錯誤のすえ、やっと出来上がった栄蔵の最初のお味噌とお醤油、
それは、どこにでもある ごくごく普通の味でした。
案の定、あんまり評判よくありません。
「こんな味なら自分の家で造った方がよっぽどまし!」
お客さんは正直です。

栄蔵は考えました。

味噌醤油造りで当時から使われていた木うす

▲当事、鹿児島の家庭で使われていたスリバチ

どうしたら、もっと地元の人に喜んでもらえるおしょうゆやお味噌が作れるのか?
毎日毎日、朝お味噌を仕込む時も、夜寝る時も、昼間一升瓶の醤油を売り歩く時も、ひたすら考え続けました。

当事味噌醤油を造りはじめた栄蔵がみつめていた海辺の風景

ある日、仕事から帰ってきた栄蔵。
台所にはいつものように忙しく夕食を作っている奥さんの姿。

 その時、いつも当たり前と思っていた奥さんの料理をする姿を見て、栄蔵は『はっ!』としました。
魚を煮ている鍋の中に醤油をそそぎ、そしてタップリと砂糖を入れる・・・
『そうか!これだ!!』
今までは当たり前と思っていたこと。
でも、あらためて考えれば思い当たるフシがあったのです。

 鹿児島の家庭での料理の味付けのほとんどは、醤油や味噌にタップリの砂糖。魚はもちろん、鶏や豚を煮るときも!
ひょっとしたら、海に囲まれていつも潮風に当たっている鹿児島の人の体は自然とバランスをとるために、無意識のうちに甘いものが欲しくなるのではないだろうか?

 だったら、毎日のように口にする醤油や味噌は、甘口の方が鹿児島の人には好まれるのではないだろうか?

                             →もっと詳しく
さらにお味噌についても、栄蔵はこう考えました。
「海岸端の鹿児島では、魚をたくさん食べる。生(ナマ)で煮物で、焼物で、いろいろと」
「じゃあ、この魚の生臭さを消すためには、何年も熟成させて
ながーく寝かせた古いお味噌じゃなくて、あえて約30日くらいの
プーンと強い麹(こうじ)の香りがする、元気で若いお味噌の方がいいのではないだろうか?」と。

それは今みたいに冷蔵庫や保存方法がたくさんある時代ではない、100年くらい前の話です。

こんな考えをベースに、デンプン質で甘みのある“麦”をたくさん使い、
塩分が低く、鹿児島独特の風味と“こく”のある味が出来上がっていったのです。

それ以降、

「自分の家で作るより、カネヨさんのはおいしい」 という評判をもらい、
 


新しい「味」は少しずつ、少しずつ地元の人たちに
人気が出てきたのでした。

現在、はじめて会員さんになられた方から、
よくこんな言葉をいただきます。
「鹿児島のお醤油やお味噌は甘いですね〜」
「どうしてこんなに甘いんですか?」

私はいつもこんな風に答えるようにしています。
「そうですか、甘いですか?」

カネヨの味噌醤油を創りあげた創業者横山栄蔵
「でもですね、それは今まであなたが使っていたお醤油やお味噌が、辛かっただけなんですよ!」と。
全国の会員さんに食べていただいているお味噌やお醤油。
これは、長い長い時間かけて、その地域に根付き、その土地 土地の気候風土によって、
受け継がれている“食べ物”なのです。

 

※上記内容は、南国鹿児島の地で創業した、初代当主の時代から代々伝わってきた内容を基に、分かりやすく書いたものです。

 

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